東海地方の中心地である「名古屋」と、愛知県東南部の玄関口である「豊橋」。
この2つのエリアを行き来する電車は多く、毎日たくさんの電車が走っています。名古屋ー豊橋間を行き来する電車は、JRと名鉄という2つの会社があるぐらいなので、それほど利用者が多いということでしょう。
そこで今回は、名古屋ー豊橋間を格安でお得に行き来する方法をご紹介したいと思います。
JRと名鉄の名古屋ー豊橋往復きっぷ
実は、名古屋と豊橋の往復きっぷは、JRも名鉄もそれぞれ作っています。どちらも通常料金より割安になっているので、以下の条件に当てはまる方はぜひ利用してみましょう。
JRの往復切符 | 名鉄の往復切符 | |
料金(土休日) |
1540円 (390円で新幹線に変更可) |
1540円 |
料金(平日) |
1860円 (510円で新幹線に変更可) |
1740円 |
利用エリア | 名古屋市内~豊川・二川 | 金山・名古屋駅~豊橋駅 |
メリット |
名古屋市内のJR駅ならどこでも利用可 新幹線に変更できる |
翌月1日まではいつでも使える |
デメリット | 有効期限が発売当日限り | 金山駅や名古屋駅以外では利用できない |
こうやって比較してみるとわかりやすいですが、単純に利用するなら名鉄の往復切符のほうが利用しやすいです。
JR切符の場合、確かに新幹線が利用できたり、名古屋市内の各駅(千種、大曾根など)から利用できるうえ、豊川までアクセスできるので、結果的に値段以上に安く感じますが、有効期限が発売当日限りというのが少し条件として厳しめです。
☟JRの往復切符の利用エリア
ただ、名鉄の場合は、わざわざ名古屋駅か金山駅までアクセスしないといけないので、全員が全員利用しやすいというわけでもないかもしれません。
また、名鉄の往復きっぷの落とし穴として、土休日限定の往復きっぷを買ってしまうと、「日曜日に豊橋に行って、月曜日に名古屋に帰ってくる(あるいはその逆)」という使い方ができません。休日の往復きっぷ料金が平日よりも安いからです。
ですので、名鉄を利用する場合、土休日の往復切符を買ってしまうと、平日と休日をまたいで利用することはできないことは知っておいたほうがいいです。
JRも名鉄もメリット・デメリットがあるので、それぞれご自身の条件に合う切符を選んでいただけるといいでしょう。
名古屋市内から何度も往復する方はカルテットきっぷ!
そして、何度も名古屋と豊橋を往復する機会がある方におすすめしたいのが、JRの「名古屋⇔豊橋カルテットきっぷ」。カルテットという名前が指す通り、名古屋と豊橋を4回行き来する(2往復する)ことができます。
有効期限は購入から1か月以内ならいつでもOKと、名鉄の往復きっぷよりも利用制限は緩くなっており、JRの往復きっぷと一緒で名古屋市内~豊川のエリアで利用できます。自由度でいえば、一番高いきっぷと言えるでしょう。
ただ、値段は1回の往復あたり1740円と、自由度が高くなった代わりに名鉄往復きっぷの平日料金と同じ値段になっています。「最安料金で名古屋と豊橋を往復したい!」という方は、土休日の間だけは名鉄きっぷを買い、それ以外はカルテット切符を利用するといいかもしれません。
ちなみに、カルテット切符は何人でも利用できるので、2人でカルテット切符を1回ずつ使うという利用法もOKです。平日なら最安のチケットになるので、平日に2人で往復する場合はカルテット切符がベストと覚えておくといいでしょう。