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名古屋で暮らす

名古屋で暮らす日々や名古屋外での旅行体験などをご紹介します。

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バー初心者の「店内が見えないから入りにくい」と、バー通いする人の「見られたくない」気持ち

バー 雑感

最近ご近所に開放的な空間のバーができました。場所は大通りの路面店。お店の外観は一面のガラス張り。店内にはライトアップされたバックバーとカウンター。すごくおしゃれな空気が漂っています。バー通いが趣味の私は、さっそく店内に入ることにしました。

 

中の雰囲気は、西洋チックなレンガ造りに立派なウッドのカウンター。バーテンダーさんは若く気さくな方で、お酒の好みを伝えれば、きちんとそれにあったカクテルをすすめてくれます。

 

「ああ、近所に良いバーができたものだな」としばらく居座って、これまた近所の昔からあるオーセンティックなバーへと行って、「近所の新しいバーに行ってきましたよ」と報告してきたのです。

 

すると、ほかの常連さんから面白い言葉を聞けました。

 

「外から中が見えるバーは入りにくい」

そのお客さんは、「あのバーって、外から中が見えるでしょ?あれが入りにくいんだわ」そうおっしゃいました。

 

普通、カフェやレストランなら基本的に開放的な空間のほうが喜ばれるでしょう。中が見えないカフェやレストランは、高級感をウリにしているお店ならともかく、なかなか入りにくいはずです。

 

でも、やっぱりバーに来るお客さんは、外から中が見えるお店って入りにくいんだなと。お酒を飲みながら気の知れた友人とワイワイ飲んでいたり、マスターに愚痴を話している姿なんて誰かに見られたくないものなのかもしれません。

 

そういえば、バーに行くお客さんの多くが読んでいるという漫画『バーテンダー』1巻の中でも、主人公の佐々倉とお客さんの間でこんなやりとりがあります。

 

佐々倉「こういうバーは初めてですか?」

男性客「ああ・・前から一度入ってみたかったけど、あのドア・・・まるで『入ってくるな!』って主張しているみたいでさ。

あれを押す勇気なくって」

佐々倉「バーというのは『Hide out』ですから」

男性客「ハイドアウト?」

佐々倉「『ギャングの隠れ家』って意味です。

隠れ家だからこそ、バーの扉は重く、道行く人を拒むかのように

店名も小さく目立たない。その代わりいったん中に入れば――

あの思い扉があるからこそ、お客様は安心して外の世界を忘れられる」

 

バー初心者のうちは、バーってやたら入りづらくて、入ったは良いもの閉鎖的な空気で、すごく居心地が悪いんですよね。特に、初めてのお店だったらそれをすごく感じます。

 

でも、それがだんだんと居心地がよくなる。カフェのくつろぎやすさ的な意味での居心地の良さや、レストランの食事が楽しくなるような居心地の良さとはまた違った居心地の良さです。

 

これは確かに、あの重苦しい扉があって、外から見えないお店の造りのおかげなのかもなと実感しました。漫画の言うこともなかなか真に迫って感じます。

 

ちなみに、こちらの漫画『バーテンダー』は、バーってどんなところか興味のある人にぜひ読んでもらいたい漫画です。クサいセリフが多いので、読んでいて恥ずかしくなるかもしれませんが、その本質はすごくバーという空間を現した漫画だと思います。

 

初心者とバーについて

ちなみに、「バーについて初心者の方はどんな意見を持っているんだろう」と気になって、Googleでバーを調べてみると、みなさん「"バー" "1人" "初めて"」「"バー" "マナー"」「"バー" "服装"」などと調べている方が多いようです。そして、「"バー" "初心者" "入りにくい"」なんてのも。

 

うん、すごくよく分かります。私も初めてバーに入るときにはどんな格好をしたらいいんだろうか、1人でどうやって過ごそうかななんてずっと考えて、入念にシミュレーションして行ったものです。

 

ただ、結論から言えば、ホテルバーでもない限り、たいていのバーなら、服装も値段もマナーもそこまで気にする必要はありません

 

たまに、町場でも1杯1,000円ぐらいからのそこそこするバーはありますが、そんなに数は多くありませんし、値段が気になるならレビューサイトやホームページを見ればいいだけの話です。良い値段のするバーならほぼホームページで価格帯を公開しています。

 

それに服装もジャージにスリッパではさすがに行かないでしょう。ホテルバーならドレスコードもあるかもしれませんが、町場のバーであればTシャツにジーパンでも何も言われることはありません

 

マナーなんてものもなく、せいぜい騒ぎすぎないこと、むやみやたらに目の前に置かれた酒に手を触れないことぐらいでしょうか。

 

「カクテルなんて洒落たものは安居酒屋で飲むぐらいだし、よく分からない」なんて人だってバーテンダーさんに尋ねれば優しく教えてくれます。気取らずに、「こういうところは慣れてないから、おすすめのカクテルを教えて」なんて言えば、きちんとベースのお酒やレシピから見せてくれます。

 

もしも、どうしても本格的なバーは緊張しそうだという方は、とりあえずフードメニューが豊富なカジュアルなバーやバルなどから挑戦してみるといいかもしれません。こういったところならメニューや価格が書いてないなんてこともないので、初心者にも安心です。

 

バーは、確かに重い扉で閉じられて、一見入りにくそうに見えます。特に初心者のうちは、店内が見えないからこそ不安もたくさんあるでしょう。

 

ですが、一度入ってしまえば、気軽に楽しめる空間がほとんどです。むしろ、バーに慣れてしまうと、外から見られずに安心と思えるようになるかもしれません。バーの空気が合わなければ出ていけばいいだけですし、まずは一度ためしてみてはいかがでしょうか。