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名古屋で暮らす

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個人事業主として、経営者として大変なこと、辛いことトップ5

個人事業主 雑感

最近、ネットで"起業"、"独立"といった言葉をよく見かける気がします。 特に、20代前半の社会経験もない、もしくはほとんどないような世代の起業です。

 

 

私も少なからず起業への憧れがあって個人事業主になりましたし、それ自体は悪くないと思います。というか、私自身も全く社会経験がないまま個人事業主になったので、否定できるわけもありません。

 

ただ、一方で知っておいて欲しいのが、個人事業主や小さな法人経営者には大変なこともたくさんあるということ。

 

今回は、まがりなりにも2年以上個人事業主として経営をしてきた私の視点から、小規模経営者にとって大変なことをまとめてみました。これから個人事業主を目指す人は業態にもよるかもしれませんが「こんなことがあるんだ」と参考にしてみてください。

 

1. 他人の行動に自分が責任を持たないといけない

これは個人事業主や経営者限定というか、誰かの上司になったことのある方なら皆がそうだと思いますが、経営者はスタッフや部下がおかした失敗の責任を持つ必要があります。

 

たとえば、商品の納期をスタッフが間違って伝えていて、取引先に実害を出してしまった場合、規模が小さい場合はスタッフの謝罪で済みます。ですが、やはり代表として、あるいは責任者として経営者が頭を下げなければいけないときもあります。

 

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「スタッフがミスしたのだから本人が謝罪すればそれで終わり」とならないところは大変なところの一つかもしれません。

 

特に、経営者が表に出ないといけない事態は、たいていの場合、かなり話がこじれているので、先方もこちらも冷静さが欠けていることも。お客様を立てないといけないか、スタッフや自社を守らないといけないかの最終判断を下すこともあります。

 

2. 時間や日付の管理がめんどくさい

お金に余裕のある経営者が秘書を付けたくなる理由がわかります。「〇〇と打ち合わせ~」とか、「××の予定が~」とか、時間や日付の管理は本当にめんどくさい

 

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「そんなもんは会社員でも一緒だろ」と思われるかもしれませんが、経営者の場合は尻をたたいてくれる人が誰もいないんです。そのため、自分のスケジュールは自分で管理して、誰に言われなくてもきちんとそれを守る精神力が必要になります。

 

強制されて動くのではなく、自発的に行動する。これがほんとシンドイんですよね。

 

ほかにも、個人事業主レベルの経営者は、スタッフの予定や都合も覚えておく必要があります。スケジュール管理はあまり触れられませんが、意外と個人事業主を目指す人には大事なことです。

 

3. スタッフの人間関係を考えるのがめんどくさい

「みんな仲良くやってよ!」と常々思うのですが、スタッフ間の仲が悪くて、経営者が間に入ったりなんてことは普通にあります。

 

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あとは、「一番新入りのスタッフがミスをしたとき、だれが注意するか」なんてのもけっこう考えるところです。直接の先輩は影響力はありますが、その後の関係に影響するかもしれません。そうなると、経営者が"嫌な役"をあえてやらなければいけないことも。

 

あんまり他人に注意するのって好きじゃないんですけどね。やっぱり他人を注意するのは、注意する側の人間も気が滅入るものです。…が、役割として割り切る必要があるのは辛いところ。

 

4. ほかの経営者のお付き合いがめんどくさい

ほかの経営者と飲み会に行ったり、懇親会には顔を出したりといったお付き合いがけっこうめんどくさい。特に、私のような人付き合いが好きでないタイプにはけっこうな負担です。

 

そして、そういった目に見えるお付き合い以外にも、正月には年賀状を送ったりといった目に見えない"コストのかかるお付き合い"もあります。先日ご紹介した、「開業した店舗に開業祝の花を贈る」なんてイベントもその一つですね。お金も時間も負担が増えます。

 

 

こういった雑事は大きな会社なら総務や事務がやってくれるのでしょうが、個人事業主や小規模経営者にはそんなことのためだけに人を雇う余裕はありません。規模が小さい会社や事業ほど、経営者がやるべき目に見える仕事も目に見えない仕事もたくさんあります。

 

5. 経理と確定申告がめんどくさい

これはもう経営者、特に税理士に頼む余裕のないレベルの個人事業主はみんなが口をそろえて言うことです。経理と確定申告がめんどくさい

 

少し言い方が悪いですが、会社員のように与えられた仕事さえしていれば、勝手に働いたぶんのお給料が振り込まれる環境って本当にうらやましいです。もちろん、会社員にも大変なことはたくさんあるのですが、この点だけは本気で会社員が羨ましいと思います。

 

一応、手書きの経営者に比べれば私はMFクラウドというクラウド会計をソフトを使っているだけまだマシかもしれません。あれを使っているかどうかで経理の楽さは段違いですからね。それでも、12月を迎えるのが本当に毎年憂鬱になります…。

 

番外編:経営者をやっていて良かったこと

もちろん、経営者をやっていて大変なことばかりではありません。大変なことばかりでは、誰も経営者なんてやりたがりませんしね。良いことだって少しはあります。

 

自分の行動は自分で責任が取れる

これはある意味で個人事業主の一番楽なところだと思います。個人事業主は自分がミスしたら、それは自分ひとりの責任で済みます。そして、直接迷惑をかけた他人以外の人に対して頭を下げたり、プレッシャーを感じたりといったこともなくなります。

 

もちろん、スタッフに迷惑をかけたら謝りますが、上司に申し訳なさを感じることがないのは経営者のメリットかもしれません。

 

以上!

 

…あ、少ないと思いました?でも、実際そんなもんです。

 

よく他人から言われるのは、「経営者は時間の自由がきいて羨ましい」とか「経営者なら儲かってるんでしょ。ここの飯おごってよ!」なんて言葉。ただ、そんなものは同じ経営者でもそれぞれですし、むしろ全体的に見たらお金も時間も余裕のない個人事業主のほうが多いと思います。

 

それ以上に、自分のやったことに対して、自分で責任が持てることに気楽さを覚えて経営者を目指すことのほうが多いんじゃないですかね。「仕事の方針を自分で決めて、失敗しても自分が責任を負える」経営者になるメリットってこんなとこかなと。

 

ときどき、「経営者はすごいと言ってもらえるorカッコいい!」なんて意見を聞きますが、あれは真っ赤なウソです。ウソというか、厳密には「(そんなリスクをとる選択肢なんて自分は絶対やらないけど)経営者ってカッコいい」みたいな副音声が隠れています。

 

同性からは確かにカッコいいと思ってもらえるかもしれませんが、婚活市場じゃ需要も少ないですし、社会的な信用もありません。自分はカッコいいと思うかもしれないけれど、意外と他人から「心底カッコいい!」と思われる機会は少ないかもしれませんね。