岐阜県岐阜市の柳瀬(やながせ)商店街。
昔は繊維問屋街として栄えた商店街ですが、今ではだいぶ人も減ったそう。市街地の空洞化が叫ばれるこの商店街では、町おこしもかねて毎月第3日曜日に行われるイベントがあります。
その名も「SUNDAY BUILDING MARKET(サンデービルヂングマーケット)」。親しみを込めて、「サンビル」と略称で呼ばれることも。シャッターもしまっているお店も多い商店街も、サンビルの時ばかりは多くの人でにぎわいます。
※公式サイトより
私もそんなサンビルへと行ってきました。
行列のできるお店も?数多くのサンビルテナントたち
JR岐阜駅から徒歩9分ほど。
やってきましたはサンビルが開かれている柳瀬商店街。合計120以上のテナントが出店しているサンビルですが、それほど狭っ苦しいわけではなく、商店街のいたるところにテントが建てられているので、かなりゆったりとした印象。
雑貨に、パンに、お菓子に衣類etc……と様々なジャンルの出店者がいらっしゃるので、賑わいも様々。ハンドメイドアクセサリーを眺めている人、似顔絵を描いてもらっている人、ドリップコーヒーが淹れられるのを待っている人など、みなさん思い思いの楽しみ方をされています。
そして特に人気だったのが、飲食関係の並ぶフードコートエリア。ランチ時にもなると、歩くのも大変なぐらい多くの人が並んでいました。
人気のお菓子屋さんはすごい行列。常に十人以上が並ぶテナントもあったりして、人だかりが絶えません。商店街は人気が少ないと聞いていましたが、イベント以外の商店街のテナントもこの時ばかりは多くのお客さんでにぎわっていました。確かにサンビルは地域起こしに貢献しているようです。
食べるところもキッチリ用意してあります
ちなみに、イベントで買った食品やドリンクを飲むためのスペースもきちんと用意してあります。町中のいたるところにテーブルスペースが容易してあるだけでなく、子どもの遊ぶキッズスペースまで完備してあります。
ペットを連れて散歩する方、カップルで来る方、一人でぶらぶらと楽しんでいる方も多かったのですが、そういったスペースがあるので子連れのご家族の方たちがすごく多かった印象。
テーブルで隣になった子連れのお母さんと話していたら「久しぶりの柳瀬商店街でサンビルに来たのは初めて。ぜひまた次回も来たい」と言っていました。サンビルで柳瀬商店街に久々に戻ってきた人がいるというのは素敵なことだと思います。
イベントもいろいろありますが、サンビルはどちらかというと出店者数のわりにアットホームなイベントに感じました。お客さんと出店者側の距離が近い感じ。
実際、常連さんたちは出店者と「今回はなにがおすすめ?」「また来たね」「今回はいつもより人が多いの?」なんてコミュニケーションをそこかしこで取っています。こういう温かさはいいですね。
毎週第三日曜日に柳瀬商店街で実施されているので、お時間のある方はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。名古屋からもJRなら20分ほどで来れるので、おすすめです。
ただ、車でアクセスされる場合は柳瀬商店街周辺の駐車場に入れない場合があるのでご注意を。